ゲーム会社を辞めたい理由。転職活動から退職までの流れについて

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ゲームが好きだからゲーム業界へ。

夢や希望をもってゲーム会社に入社したものの、気つけばストレスばかりで転職を考えている方も多いと思います。

東京ゲームショウのように華やかな世界が待っていると思いきや、実際は地味で大変な仕事ばかり。

しかも残業がキツく、給料も薄給だと、肉体的にも精神的にも参ってしまいますよね。

そこで考えるのが転職だと思います。

ゲーム会社は離職率が高い業界のひとつですが、今よりも高い収入と良い仕事環境を求めるのは当たり前のことです。

ゲーム会社は賃金・待遇の差が凄まじいのが実情です。

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私もゲーム業界の転職で年収が200万円アップした経験があります。残業も減り仕事も同じなのに。不思議ですよね。

同業他社の友達はそこまで大変そうじゃないし、給料もいいらしい。そんな話を聞いたことがあるかと思います。

ゲーム会社の過酷さは業界全体の問題でもあります。

この記事では、ゲーム会社を辞める理由を元に、どのように転職活動を行っていくべきか分かりやすく紹介します。

これから転職を考えている方は参考にして下さい。

※本記事はPR広告を含みます

ゲーム会社を辞めたい7つの理由

1.残業が多い、休日出勤がある

ゲーム会社では労働環境を理由に辞める人が多いです。

近年こそ、働き方改革によって大手ゲーム会社を中心に労働環境が見直されていますが、中小企業を含めると法定時間ギリギリまで残業している人が多いのが実情です。

特にプロジェクト完了間近のマスターアップの時期になると、残業・土日関係なく仕事に追われることもありますよね。

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開発職にいる方で、土日出勤の経験がない人はかなり稀だと思います。

通勤に1時間以上を要する方なら、なおさら残業時間には気を使います。

ゲーム開発はクリエイティブ職であるため、時間を掛けるほどクオリティアップが出来てしまうし、クオリティの判断基準は上長によって大きく左右されるため、開発プロジェクトごとによって残業時間が違うのも問題でしょう。

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大手ゲーム会社だと「あのプロジェクトだけは絶対に入りたくない・・」という話を仲間同士でしますよね。笑

残業時間の長さは会社によって大きく異なります。

帰りやすい会社、作業効率を重視する会社など、今とは比べ物にならないほど組織がしっかりしている会社はあります。

2.みなし残業に納得できない

みなし残業とは、一定時間の残業を含めた時間が給与に反映されることです。

つまり「毎日定時で帰ると給料が減る」というのがみなし残業の問題点です。

1~2時間が残業時間の相場ですが、大手中小問わずに多くのゲーム会社がみなし残業を取り入れています。

みなし残業が1時間の場合、月20日出勤なら20時間の残業がないと減給になってしまうので、

  • 遅刻、早退した場合は他の日に残業が必要にある
  • 午前休・午後休などにして有給休暇の消化率が増えてしまう

など、月内のどこかで無理にでも残業する必要が出てきます。

もともとゲーム会社は10〜19時勤務が多いので、そこに+1〜2時間の残業となると、実質的に定時が20時以降になってしまうんですよね。

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私が在籍した大手ゲーム会社もこの制度に変わり、プロジェクトが暇な期間は給料が減給しました。

3.給料が安い

スキル、技術はあるのに十分な報酬を得ていないという方も多いでしょう。

ゲーム業界は会社によって給与水準の差が激しいので、同じ能力でも得られる報酬は会社によって大きく異なります

人事評価が良くても給与に反映されず、おまけに先々の出世も見えないパターンもよくあるのが辛いところですよね。

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出世できる能力はあるのに、上が詰まってて出世するポジションがない・・・みたいな。

これらは会社を変えることが一番手っ取り早く解決することができます。

もっと給料が貰える会社はいくらでもあるので、金銭面で納得できない方は転職活動に踏み切るのがよいでしょう。

転職エージェント一覧

転職はゲーム業界に特化した転職エージェントサイトを活用してください。

求人案件数が多いのはもちろん、担当者の専門知識がまったく違うので、まず失敗することはないでしょう。

 

4.上司と合わない、パワハラが横行

コミュニケーションが必要不可欠なゲーム会社で、嫌な上司がいると大変です。

営業マンのように外出もできないので、常に嫌な人が近くにいる状態で仕事をするのはストレスですよね。

ゲーム業界のような技術職の世界では、自分が納得するクオリティと上司が考えるクオリティラインに違いがあって、そもそも上司と考え方が合わないというパターンがよくあります。

パワハラも一つの問題ですが、ゲーム会社には意外と体育会系の人が多いため、パワハラの基準がわからない上司がいることもあります。

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無駄に言い方がキツくて、高圧的な上司っていますよね。

ゲームプロジェクトは数年単位で動くことがほとんどですし、シリーズ化してしまうと嫌な上司の元で何年も働くことになります。

パワハラする人は、そもそも自分がパワハラしていることに気がついていないので問題が解決しにくいことも。

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こうした小さなストレスを毎日受けてしまうと、必ず心身が喪失してしまい自律神経失調症にかかってしまうので、すぐに転職先を探すことをオススメします。

5.作りたいゲームが作れない

会社のあのゲームを作りたいのに、アサインされたプロジェクトが希望と全然違う・・・というのはゲーム業界ではよくあることです。

特に大手ゲーム会社ともなると、常時10以上のタイトルが稼働しているので、売れているゲーム開発プロジェクトに参加できるかどうかは分かりません。

商業ゲームとしてやるべきことと、自分が作りたいこと、クオリティの違いなど、現状のプロジェクトに納得できない人は多いハズです。

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私も新人の時に、ハイクオリティのRPGゲームから、アイドル系ゲームのプロジェクトに異動したことがあります。悪いことに、そのプロジェクトで評価されてしまい、1年半ほど興味のないゲーム開発をしていたことがあります。

モチベーションが上がらないプロジェクトにアサインされると、メンタル面で付いていけなくなってしまいます。

作りたくないゲームを作ることがあるのもゲームクリエイターの運命です。

本当に作りたいゲームは何か?をしっかり見つめ直してみると良いでしょう。

6.新しい技術に付いていけない、その気持ちがない

VRやAIといった最新鋭技術を始め、ゲーム業界は常に新しいソフトウェアやツールの技術を学ばねばなりません。

  • 常にツールの最新情報を収集する
  • それに伴った勉強をする
  • 自分が出来ないジャンルへ挑戦する

など、これらの意欲がないと、いずれゲーム業界で活躍できなくなってしまいます。

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ミーティングで難しい話を聞きながら「よく分からないし」「別にいいや」と思ってしまってはマズイです。

こうした最新技術の知見をしっかりと持つ意欲がないなら、今のゲーム会社を去るべきかもしれません。

これまでのゲーム会社で培った技術を生かせる会社はいくらでもありますし、最新技術を必要としないゲーム会社も沢山あります。

自分が出来ることを活かせる会社を探してみるのも一つの手かもしれませんね。

7.体調不良で続けられない

心身ともに体調不良で仕事を続けられず、仕方なく辞めるという選択もあります。

とりわけゲーム業界は統合失調症やうつ病を含めた精神面でやられてしまう方が多いですね。

会社が原因で体調不良となっている場合でも、必ず病院に行き診断結果をもらいましょう。

会社に提出すれば休職が認められるかもしれません。

正社員であれば、休職中は社会保険に申請すれば給与負担(約6割)が貰えます。

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体調不良の場合は、すぐに転職ではなく、まずは休職して体調を回復させることを最優先しましょう。

 

どうしても退職を切り出せない、言い出せる環境でない方は「退職代行サービス」の利用がオススメです。

転職は怖くない

忙しいゲーム業界で働いていると、常にプロジェクトに追われているので、自分のキャリアプランについて真剣に考える人は少ないです。

  • このプロジェクト終わったら昇格したい
  • いずれはマネージャーになりたい

など、あくまでも会社に残っていることを前提に、ざっくりとしたキャリアを考える程度ではないでしょうか?

自分が持っている技術を見つめ直してみると、“これだけは人に負けない”という強みを持っているハズです。

それら自分の強みを一度見直してみて、本当に作りたいゲームは何か?を考えてみると、今の会社ではないことに気づく方もいるでしょう。

今の会社ではみんなが同じ能力だが、他の会社では自分しかその能力が持っていないなんてことがありますし、転職しただけで重宝される人材になる可能性もあります。

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実際にそういう方を何人も見てきました。

今まで抱えていたストレスも転職することで、すべてが解決するかもしれません。

これからのキャリアを考えても、退職は悪いことではないと断言できます。

いざ転職へ!退職までの手順

転職までの手順を説明します。

ポイントは「内定を決めるまでは退職届けを出さない」ということです。

転職活動は在職中にするのが鉄則!

今すぐ退職しなければならない理由がなければ、会社に在籍したまま転職活動を始めましょう。

辞めてしまえば失業中になってしまいますし、転職できる保証もありません。そうなると数ヶ月後にハローワークに行くことになります。

在職中に転職先から内定をもらうのは当たり前のことなので、安心して転職活動を始めてください。

プロジェクト期間中だし・・上司に何を言われるか・・と考えるかもしれませんが、法的にも全く問題ありません。

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仕事をしながらの転職活動は、特に差し支えなく行うことができます。

ゲーム業界内での転職なら、業界に特化した転職エージェントサイト(※関連記事)を活用するのが一般的です。

現職の仕事状況を理解した上で転職のサポートをしてくれますし、プロジェクトが佳境で辞めるタイミングが分からなくても、退職が数ヶ月先になる可能性がある旨を話しておけば問題ありません。

再び、数カ月後に最新の求人案件を持ってきてくれます。

転職はタイミングが命ですが、辞めるタイミングが難しいこともあるので、この点はしっかりと相談しておきましょう。

転職から退職までのポイント

  • 在籍しながら転職活動を始める
  • 転職エージェントの担当者に現状をしっかり伝える
  • 在籍中に内定を決める
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まずは求人案件を紹介してもらうまでは、転職エージェントの担当者に任せてみるというスタイルが結果的に一番良かったりするものです。

開発現場にいる私たちよりも、業界全体の動向をよく把握しているプロなので、信頼して転職活動を行いましょう。

転職エージェント一覧

転職はゲーム業界に特化した転職エージェントサイトを活用してください。

求人案件数が多いのはもちろん、担当者の専門知識がまったく違うので、まず失敗することはないでしょう。

 

退職届は2週間前までに

退職届は2週間以上前に提出すれば問題ありません。

退職理由は「一身上の都合により」で問題ありませんが、実際はマネージャーや部長などと話をするので、退職理由について聞かれると思います。

あなたが会社にとって本当に必要な人材であれば、引き止めを受けることもあるかもしれません。

お金の問題なら給与の見直しを検討してくれるかもしれないし、上司との問題なら異動などを提案してくることもあります。

ただし、退職理由はすべてを答える必要はありませんし、相手を納得させる必要もありません。

ですので、正直に辞めたい理由を伝え、すでに内定を貰っていることを伝えても問題ありません。

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私も引き止めをお願いしたことがありますが、「すでに転職先が決まっている」と伝えられると何も言えなくなります。笑

ゲーム業界はもともと離職率が高い世界ですし、毎月のように誰か辞めていきますよね。

どうしても退職を言い出せない、会社に行きたくないという方は「退職代行サービス」を活用するのも良いでしょう。

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まとめ

ゲーム会社にストレスを感じたら、どうしても転職のことを考えてしまうと思います。

特に「労働環境」「低賃金」はいくら頑張っても改善されないことがほとんどです。

そうした悩みを解決するのが転職のメリットですし、まだまだ自分の可能性を伸ばせる会社はいくらでもあると思います。

今の会社を辞めたい!という方にとって、少しでも参考になれば光栄です。

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求人案件数が多いのはもちろん、担当者の専門知識がまったく違うので、まず失敗することはないでしょう。